当店で取り扱っている珈琲豆にコートジボワール産の豆があります。
コートジボワールというと、アフリカの国というくらいし思い浮かばない方もいるかもしれませんが以前のW杯でドログバという選手が有名でしたね。
コートジボワールは西アフリカのギニア湾に面した共和国でかつては象牙の輸出が盛んだったことから、フランス語で「象牙海岸」を意味する「コートジボワール」という国名になりました。
※英語では「アイボリーコースト」
コーヒーの栽培はフランスが植民支配していた19世紀にはじまりました。
1970年代、1980年代はコートジボワールがアフリカ最大の生産国で世界最大のロブスタ(という品種)の生産国の1つでした。
1970年代にはブラジル、コロンビアに次いで世界第3位のコーヒー生産国だったこともあるんです。
2000年前後に大規模なクーデターが起こり内乱により経済は大きく混乱しました。
これはコーヒー産業にも影響を及ぼし、40万トン近くあったコーヒー豆の生産は3万トンほどまでに減少しました。
コートジボワール産のコーヒー豆は「アイボリーロブスタ」とも呼ばれ流通していますが、単独で飲まれることが少なくブレンド用やインスタントコーヒー、缶コーヒーに使われることが多いので店頭に並ぶことはほとんどありません。
柔らかな苦みと独特の香ばしさのある(私個人的にはほうじ茶っぽいと感じてます)
コートジボワール産のコーヒーを是非味わってみてください!